第2回「考える会」議事録(2016/05/12 開催分)

参加者:

田浦,五島,高野,津邑,鯉渕,三輪,岩下,八杉,入江,遠藤,片桐,松崎,光来,大島,中田秀,塩谷,中田尚,竹房

議題提示 (田浦)

【CANDARとの連携に関して】

説明 (鯉渕)

《質疑・議論》 Q: 質問,A: 回答,C: コメント

Q) トラック1つを研究会単位で好きにやらせてもらえるという話があった と思うが,あれはどうなったか? たとえば,あるトラックでは face-to- face の採録判定会議をやる,ということはできるか? A) アリだが,スケジュール的な制約がある。Special Session であれば 〆切を早めて会議のための日程的余裕を作ることはできる。 C) オフラインで何かやろうとすると,日本人PCだけじゃないと難しい?

C) 各論文の順位付けを,単純な weighted ave. ソートではなく,トラック (or WS or Special Session) 内で決めれるべき。点数が割れたときに, 高い(or 低い)点数をつけた査読に対して「おかしいんじゃない?」と 指摘する機会が現状ない。(他の論文がそもそも読めないし) A) 現状,点数をひっくり返すのは難しい。 C) 事前に採択率を上から指示されるのは普通だが,「これだけ採択したい」と 言ったあとに否定されるのは困る。ボーダーの決定も本来はトラックPC マターだと思うが,そこをOCに掌握されるのは,ソートを任せてもらえる のであれば許容できる。

C) トラック2はARC/CPSYの人が多数TPCとして参加しているが,他トラック には情処っぽいコミュニティの人が少ない。情処の色が薄いトラックにも, SACSISぽい方法の導入を許容してもらえるか? C) これまでコミットしてきたコミュニティが,会議を乗っとられた気分に ならないか心配。 Q) なぜ,ARC/CPSY以外の研究会は協賛に入ってないのか? A) 現状,お願いしていないだけ。「協賛」は,実質的には各研究会の主査 から委員に対して「CANDARに協賛するので,PC依頼が来たらできれば 受けてください」とアナウンスするだけ。 C) PC選択の主導権をCANDAR側が持っているのであれば,コミュニティ的な 懸念はあまりないかもしれない。 C) コミットのしかた(する/しない も含めて)は,研究会単位で判断すれば よい。

まとめ

◇日本語版会議で考えられる懸念について 誰が出すか?

田浦: 査読あり 予稿集なし 日本語OKの方向性について 懸念はあるか?ACSIとおなじようなことにならないか?

五島: ここらへんの人は出すのではないか,ならSACSIS規模になる

三輪: いや,業績にならないところに査読つき論文を書くモチベーションが(特に教員に)あるだろうか

五島: M1〜M2がだすのでは.現状研究会や全国大会で終わってしまうような学生に査読を経験させることができる 学生の論文のクオリティをあげていける

八杉: これをステップにして査読でレベルアップしてもらって,国際学会に出せば良い

◇査読以外の魅力としての質問者

鯉淵: FITほど重いものにしてはいけない

三輪: 査読の恩恵ということであれば研究会としてなにかできないか 現状の賞を出すようなしくみでもう少し負担をお願いするような

鯉淵: 「討論者」を用意している会議がある

中田秀: DICOMOなどでも質問者を用意している

八杉: 論文を読んでくれば質問は違う

◇査読をやることの意義

五島: でも研究会程度のクオリティだと討論しても仕方ない

八杉: PCをやることは評価されるのだろうか

鯉淵: 海外などでは社会貢献として評価される 

岩下: SACSISで査読会議をやった経験は大事だった

田浦: 流れをまとめると,研究会でフィードバックを返すだけでは得られない効果が査読付きにはある

◇予稿がないことについて・論文誌連携について

八杉: 寒い会議にはPPLが前例といわれるがSACSISくらいには盛り上がっている

八杉: そうするとSACSISからの違いは予稿集がない,ということだが,これはどうせ業績にならないので,むしろSACSISで微妙だった部分を取ることができる

五島: FITやACSIはトップダウンがいけないところがあるので,似たような話にはならないはず

岩下: 大手を振ってACSと連携すれば,日本語で完結するか英語で出すかの判断は改めて著者にオプションを出すことができる.ACSIとこの方式の違いはこの点ではないか.

五島: SACSIS-ACS連携みたいなことをやると信学会とのバランスもあるし難しいのでは.ACS連携は日本語論文が認められたが,SACSIS終わりのころはSACSIS単独投稿も多かった.

大島: ACSの投稿数も減っているのでACS連携の効果も昔ほどないのでは

田浦: 連携とは? >査読者が引き継がれる,採録通知が早い  連携なしでも投稿数は上がるだろうか?

中田(秀): 日本語ならあがるのでは

五島: M2でもう英語にならない,ってタイミングで募集かけたら集まらないか 夏になったけど何もない,このままだと3月に全国大会という学生さん

八杉: そしてその成果は教員が引き継げる

◇募集時期をどうするか(後でまた議論あり)・運営コスト

中田秀: ひとまとめさせる,とすると募集時期は?11月?

岩下: ACSIの募集は9-10月

松崎: 10月は学生ももどってくる

中田秀: 就活からも戻ってくる

田浦: この方向でやりますか?

中田秀: やろう

鯉淵: 継続コストをどうするか

岩下: OCの負担はACSIなどに比べてもそれほど小さくならないかもしれない.今3日やってるのを2日にして招待講演よんで最初は小さくても,という形でも良いかもしれない.

五島: 招待講演いらないのでは

◇いつからやるか・開催形態

田浦: いつからやるか

松崎: 2016はできなくはないけれども数が集まらないかもしれない

中田秀: 腰を落ち着けてやるとかえってよくないかもしれない.SC-OC-PCとか考えるのやめて,PC以外のものが本当にいるのか

田浦: 人知れず全部やる幹事がでるのを防ぐのにSCがいた.「SCのない会議」というのを売りにするか?

八杉: PPLでは国際会議で発表したものを日本語でやる,というセッションも追加した

田浦: ではグダグダでもよいからさっさとやると.思想として形からはいらない,は良いとしてやるのかやらないのか,いつからやるのか

高野: 1月はよくない

五島: FIT内でやる,という案もあったっけ

岩下: 情処や信学会のイベントとしてやるのか.

鯉淵: CPSYの委員は常になにかに駆り出されているのでオフィシャルに委員をだすことはできない.CANDARと同様に,個人的に声がかかる分には大丈夫.SACSISのときは研究会の貢献が常に指摘されていた

田浦: 今回は締め付け的なことを言わないのでは,それよりは多くの研究会が集まっている,という形で始めた方がよいのでは.学会のイベントとしてやるのか

五島: 学会のイベントとすれば今までの積み立て金も使える

田浦: ぐだぐだといっても野良のイベントとしてやる意味はないように見える

岩下: では研究会にフィードバックして主催になるかを聞く,従来であればACS連携も聞く.

八杉: 今までは情処のシンポジウムという形だった.

鯉淵: 信学会は主催として並ばなくても協賛という形で

光来: OSはどうなるか,今の説明を聞いているとSACSISに戻るだけなのかなという気がする.どうしたら良いという建設的な意見はないが,それでうまくいくのかなと思われる.対外的にSACSISにもどします,としか言えないのでは

八杉: 差分は予稿集なし,国際会議にだすことができる

光来: そこを強く押し出してメリットを言えればうまくいくかもしれない.研究会として人を出さないといけないとするとOSからあまり論文がでていないので負担がおおきいが,人を出さなくてよいならそんなに否定する理由はない.論文についてはSACSIS ACSIに論文が出せていないので,論文が出てくるかはわからない.

高野: COMSYSも低調.査読がなくなり研究会と同じようになりつつある.

田浦: まとめると複数の研究会を母体とすることを前提とするが,研究会によっては温度差がある.

五島: OCを頭割で各研究会から出すということをしなければ大丈夫.

◇その他アピール

田浦: 光来さんの言うように今までにない魅力を出せるかについてはどうか

五島: シンポジウムに魅力と考えるのは難しいのでは

入江: 場のシステムの魅力というのは難しいかもしれない.初回はあるていどこういう論文が呼べる,というアタリがつけられるとよいかもしれない.

岩下: 各先生が応援しています,的な.各研究会から考える会へのリンクがあるとよいのでは

松崎: この査読はどれくらいの採択率にするのか 9割くらい通る学会もあってよろしくないという意見もある.査読といってもコメントを渡す,というイメージか落とす,というイメージかで変わってくる.

◇募集時期再び

田浦: 繰り返しになるがいつやるのか

五島: SWoPPのフィードバックを受けての修正をしたものを考えて10月募集,1月にやる,というアイデアは昔あった.

田浦: 1月はつらい場合もあるのでは

中田: 締め切りを修論発表後の2月,開催を5,6月?<厳しい 1月の頭に締め切り,5月なり6月なりは?

田浦: その付近だとして2017をやるかやらないか

中田: HPCSに話をとおさないといけない

岩下: ACS連携するかしないかでHPCSの反応が変わるはず

遠藤: もし問い合わせがあるなら6月にHPCSの会議があるのでそれまでに主査にあげないといけない

田浦: 今日時期を決めるのは難しいかもしれないけれども,誰か詳細検討する人を決めないといけない

片桐: HPCSの形態も変わろうとしていたのではなかったか<が,直近の会議では話題にならなかったらしい(意外と発表件数が集まったので)

中田秀: 連続開催という手もあるかもしれない

田浦: もしHPCSの近くで開催するとすればどんな感触になるのか岩下先生に教えて欲しい

岩下: 日が近くなるなら協調したほうがよい

田浦: 協調に関して遠藤先生に主査への感触を確かめて欲しい

五島: 3月にアクセプタンスがでていれば報告書などにも書ける

田浦: それ以外の開催時期の検討は?10月投稿1月開催は?

五島: 1月-5月か9,10月-1月の2択では

田浦: では連続開催などの調整ができなさそうだったら10月

【ACSI風日本語会議(cont.)】

《日程について》

C) 再度日程をずらす(戻す)ことについて,HPCに怒られたら間に合わない のでは? C) 極端な話,SWoPP会場でPCをスカウトするなどでもよい。 C) SWoPP会場で各研究会に意志決定してもらえるくらいに,早め(6月中くらい まで)に案を詰めておく必要がある。

【次回の考える会】